この記事で解決できるお悩み
- 派遣で働いていたけれども、派遣先から契約社員もしくは正社員を打診された方
- 派遣社員から、直接雇用になる場合の注意点
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
この記事を書いた人
1社目:メーカー / 営業経験(年収250万)
2社目:転職エージェント / コンサルタント(年収1,000万)
3社目:外資系スタートアップ / 人事(年収1,200万)
10年間の転職エージェント + 人事経験あり。全ての記事は、私の経験をもとに書いています。
私は転職エージェントで、10年間合計1万人以上を担当し、2,000名以上を転職成功に導いてきました。
派遣先から正社員もしくは、契約社員になりませんか?と打診された。
やったー!雇用が安定する!と安心するのではなく、メリット・デメリットをしっかり把握した上で判断しましょう。
派遣と直接雇用の違い
派遣と直接雇用の最も大きな違いは、「雇用元が違うこと」です。派遣の場合には、派遣会社となり、直接雇用の場合には働いている派遣先企業になります。
私の前職でも派遣社員に直接雇用の打診をしていました。会社に貢献してくれる人材や、優秀な方を主に声かけていたように思います。
実際、直接雇用の打診を受けて承諾を受ける人は、40%のようです。
直接雇用になると安定しているので、多くの人が承諾するのではと思われがちですが、意外と異なります。
それでは、直接雇用になる場合のメリット&デメリットを詳しくみていきましょう。
直接雇用になる場合のメリット&デメリット
それでは、メリットからみてみましょう。自分自身がどんな働き方をしたいかにより、メリット&デメリット両方になりえます。
メリット
① 雇用の安定
② 待遇
③ 福利厚生の安定
④ 責任範囲の拡大
① 雇用の安定
なんといっても雇用の安定が一番大きいでしょう。派遣の場合には更新が頻繁にあることに対し、直接雇用の場合には、企業は簡単に解雇というわけにはいきません。ただ直接雇用の中でも契約社員の場合には「契約期間」があるため、その点をしっかり確認しましょう。
雇用の安定は、精神的な安心にもつながるでしょう。
② 待遇
直接雇用になって、待遇が上がる可能性があります。ただデメリットにも「待遇」がありますが、企業によって上がる場合と下がる場合があります。しっかり詳細を確認した上で判断しましょう。
③ 福利厚生の安定
企業が付与している住宅手当・交通費その他福利厚生が充実する可能性があります。
④ 責任範囲の拡大
直接雇用によって、今まで派遣では限定されていた仕事内容から範囲が広がり、積極的に自分がやりたいことを提案したりすることができます。
デメリット
① 責任範囲の拡大
② 待遇
① 責任範囲の拡大
責任が拡大することから、勤務時間の「何時になったら帰社」ということができなくなります。60%の人が直接雇用を断る理由として、この点があげられます。残業も恒常的にある可能性があります。
そうなった場合、自分の働きやすい働き方ができない場合があります。しっかりと見極めましょう。
② 待遇
直接雇用になり残業も多くなり、時給計算すると「結局、給与が減った!」なんてことはよくあることです。
派遣先から直接雇用の打診を受けた場合には、まずは派遣会社に相談をしましょう。