過去3回の求職者としての転職経験と、10年間の転職エージェント経験、そして人事経験から、どの転職エージェントが、もっともおすすめかを包み隠さず、お伝えします。
加えて転職エージェント時には、10年間合計1万人以上を担当し、5,000名以上を転職成功に導きました。
このような私の経験から、本当におすすめの転職エージェントをご紹介します。
この記事を書いた人
1社目:メーカー / 営業経験(年収250万)
2社目:転職エージェント / コンサルタント(年収1,000万)
3社目:外資系スタートアップ / 人事(年収1,200万)
10年間の転職エージェント + 人事経験あり。全ての記事は、私の経験をもとに書いています。
私は転職エージェントで、10年間合計1万人以上を担当し、2,000名以上を転職成功に導いてきました。
転職エージェントとは
まず、「転職エージェントとは何か?」を事前にしっかりと知っておきましょう。転職エージェントは、いわゆる「人材紹介業」と分類される業種になります。
キャリアコンサルタントやキャリアアドバイザーが、自分に合った求人を送ってくれます。
おすすめの求人・非公開の求人、履歴書の添削、面接対策、入社までフォローをしてくれます。
転職サイトから自分自身で探すこともよいですが、客観的な目線で転職エージェントからアドバイスをもらえることは大きな価値と感じました。
またキャリアコンサルタント(キャリアアドバイザー)が企業へ売り込んでくれることもあります。そのことで、書類選考の通過率が高まったり、面接合格率が上がったりすることもあります。
大手の転職エージェントとして、リクルート・doda(元インテリジェンス)・マイナビ・JACなどがそれにあたります。
転職エージェントの仕組み
求職者が転職エージェントを利用するにあたり、お金は発生しません(無料で利用することができます)。
転職エージェントの利益(報酬)は、企業側から得ることになっています。
求職者が、利用した転職エージェント経由で入社した場合には、年収の25-35%のお金が転職エージェントへ支払われます。
転職エージェントとのやりとり
- 転職エージェントサイトに登録
- キャリアコンサルタントやキャリアアドバイザーと面談を実施
- 希望の業界・職種などをキャリアコンサルタントへ伝える
- キャリアコンサルタントが継続して求人を送ってくれる
- 希望の求人をキャリアコンサルタントへ伝え、転職エージェントが推薦状(候補者の強みを記載したもの)を加え、応募手続きを行う
その後のやりとり(面接調整・オファー時のコミュニケーション)などは、すべて転職エージェントを通じてとなります。応募企業と接触があるのは、面接(もしくはオファー面談)のみとなります。
転職エージェントの選び方
全ての人にとってよい・選ぶべき転職エージェントは、「総合転職エージェント」です。
なぜなら総合転職エージェントは、全ての業界・職種の求人を幅広く扱っています。どういう経験の方にもフィットしやすいといえるでしょう。私も人事として、求人をお願いする際には、必ず総合エージェントに求人を依頼します。
一方で、特定の業界・職種に特化した転職エージェントも存在します。
私が求職者として転職をしたときには、総合転職エージェント2-3社・自分の経験に沿った専門転職エージェント2-3社に登録をしていました。
最もおすすめな総合転職エージェント
下記の総合転職エージェントに登録をすれば、間違いないでしょう。私が転職エージェントとして活動していた際に、競合となったのは大体、下記の4社でした。また人事としてもこの4社に求人を依頼しています。
リクルート
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
公式サイト:https://www.r-agent.com/
取り扱い求人年収レンジ:200万〜1200万
業界最大手。リクルートは、常時求人数21万件以上(2020年7月現在)と、国内転職エージェントの中でも最多の求人数です。求人数の多さは、求職者からすると選択肢の多さを指します。かならず登録すべき転職エージェントでしょう。
求職者面談も土日や、就業後に実施をしてくれたりと柔軟に対応してくれます。
doda(デューダ)
公式サイト:https://doda.jp/
取り扱い求人年収レンジ:200万〜1200万
求人数は推定15万件(2020年7月現在)と多く、扱っている業種・職種も幅広いことが特徴です。地元へのUターン転職などの幅広いニーズに応えています。
扱っている求人数以外にリクルートとの大きな違いはないでしょう。ただリクルートで扱っていない求人も時々存在しますので、並行して登録した方がよいでしょう。
マイナビエージェント
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️
公式サイト:https://mynavi-agent.jp/
取り扱い求人年収レンジ:200万〜800万
マイナビエージェントは、20代~30代前半の若年層の転職支援に強い特徴があります。
マイナビエージェントは、リクルート・dodaほど求人数は多くありませんが、キャリアコンサルタントが求職者により寄り添うサービス提供を行っています。
特徴別におすすめな専門転職エージェント
自分の経験にあわせた専門エージェントを利用することは、転職成功への鍵となります。総合転職エージェントのみに頼らず、その業界・職種に特化した求人を紹介してくれることは間違いありません。
ハイキャリア向け
JAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメント)
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/
取り扱い求人年収レンジ:600万〜2,000万
ハイキャリアやエグゼクティブの転職支援に強い転職エージェントです。また外資系求人も取り揃えています。JACリクルートメントのキャリアコンサルタントは、ベテランが多く、多くの求人を紹介するというよりも、求職者の要望にそった求人をじっくり紹介してくれるのが特徴です。
女性向け
type転職エージェント
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️
公式サイト:https://type.woman-agent.jp/
取り扱い求人年収レンジ:200万〜500万
女性の転職支援という転職市場で、もっとも有名なのはtype転職エージェントでしょう。地方の求人はすくなく、東京・神奈川・千葉・埼玉の求人を有しています。
もともとは女性の転職を売りにしていましたが、近年はブランディングを変更すべく、女性だけでなく全ての人を対象にしています。ただ「女性向け転職」として、最も有名な企業です。
パソナキャリア
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️
公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
取り扱い求人年収レンジ:200万〜500万
もともとは「パソナ」として人材派遣業を主に展開していましたが、数年前から転職エージェント部門を立ち上げています。ただまだまだ人材派遣としてのイメージが強く、女性の求職者が集まりやすい印象です。人事として求人を依頼する場合には、事務職などの求人を依頼しています。
コンサル業界向け
ムービン・ストラテジック・キャリア
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
公式サイト:https://www.movin.co.jp/
取り扱い求人年収レンジ:500万〜1500万
コンサルティング業界への転職支援を提供している転職エージェントです。近年は、コンサルティング業界だけでなく、金融、ITをはじめ大手事業会社の経営企画、ファンドなどの求人も有しています。コンサルティング業界経験者や、コンサルティング業界へ転職したい方向けの転職エージェントです。
アクシスコンサルティング
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️
公式サイト:https://www.axc.ne.jp/
取り扱い求人年収レンジ:600万〜1500万
ハイキャリア向けのコンサルティング業界・IT業界へ強みを持っている転職エージェントです。もともとはコンサルティング業界へのネットワークに強みをもっていましたが、近年は、IT業界の求人も増えてきています。
外資系経験者向け
マンパワーグループ
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
公式サイト:https://www.manpowergroup.jp/
取り扱い求人年収レンジ:300万〜800万
外資系企業の事務経験者に強い転職エージェントです。日系企業・外資系企業の両方を取り揃えています。英語を話せる人材を採用したい企業は、マンパワーグループに求人を依頼します。外資系企業の事務職へ転職したい場合には、TOEICなどの資格を取った上で登録すると、外資系企業への転職も叶いやすいでしょう。
エンワールド
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️
公式サイト:https://www.enworld.com/
取り扱い求人年収レンジ:800万〜1,500万
ミドル層の外資系求人に強い「エンワールド」。2010年にウォールストリートアソシエイツ株式会社を連結子会社化してから、一気に外資系求人領域で、地位を高めています。外国人のコンサルタントと、日本人コンサルタントがバランスよく存在しています。
マイケル・ペイジ
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️
公式サイト:https://www.michaelpage.co.jp/
取り扱い求人年収レンジ:800万〜2,500万
世界34カ国で人材紹介ビジネスを展開する外資系転職エージェントの世界的大手企業です。コンサルタントのほとんどは、外国人となります。外資系転職エージェントは、日本の転職エージェントと比較して、内定まで非常にスピーディです。年収が低い人は対象となりませんので、登録をしてもあまり求人の紹介はないようです。
ロバート・ウォルターズ
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️
公式サイト:https://www.robertwalters.co.jp/
取り扱い求人年収レンジ:800万〜2,500万
世界28カ国で人材紹介ビジネスを展開する外資系転職エージェントの世界的大手企業です。
スペシャリスト、語学スキルの高い人材向けの転職に特化しています。マイケル・ペイジ同様、コンサルタントのほとんどは、外国人のためそういった意味でも、英語を話せる必要があります。
IT業界経験者向け
ワークポート
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
公式サイト:https://www.workport.co.jp/
取り扱い求人年収レンジ:300万〜1,200万
IT・Web系の求人に強い転職エージェントです。IT業界のベンチャーから大手まで、独占求人を多く持っているます。IT業界に転職をしたい方・経験を持っている方は、登録必須の転職エージェントでしょう。
番外編:おすすめの転職サイト
ここからは、転職エージェントではなく、転職サイトとなりますが、個人的に非常におすすめのサイトをご紹介します。
ビズリーチ
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
公式ページ:https://www.bizreach.jp/
取り扱い求人年収レンジ:500万~1,500万
ビズリーチはハイクラス向け転職サイトとなります。そのため、基本的には年収500万以上の方が対象といえるでしょう。
転職サイトで自分自身で求人を探す形にはなりますが、通常の転職サイトと異なり、転職エージェントのコンサルタントやヘッドハンターが求人側として登録をしており、非常に多くのスカウトが届きます。そういった意味で、転職サイトではありますが、転職エージェントと似たサービスを提供していることが特徴です。
リクルートダイレクトスカウト(旧CAREERCARVER)
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️
公式ページ:https://directscout.recruit.co.jp/
取り扱い求人年収レンジ:500万~1,500万
ビズリーチ同様、リクルートダイレクトスカウト(旧CAREERCARVER)はハイクラス向け転職サイトとなります。基本的には年収500万以上の方が対象といえるでしょう。
登録後は、リクルートの熟年コンサルタントが求職者に沿った求人を紹介してくれる仕組みとなっています。
ビズリーチは、大小さまざまな転職エージェントがスカウトを送れることに対し、リクルートダイレクトスカウト(旧CAREERCARVER)はリクルートのコンサルタントのみがスカウトを送ることができます。
Wantedly(ウォンテッドリー)
おすすめ度 ⭐️⭐️⭐️⭐️
公式サイト:https://jp.wantedly.com/
取り扱い求人年収レンジ:300万〜800万
Wantedlyは、スタートアップや、創業間もないもないベンチャー企業をみるけることができます。また企業の採用担当者から直接話を聞けることが大きな特徴といえるでしょう。
また20代〜30代前半の求職者が多いことが特徴です。スタートアップへの転職を希望する方は、登録必須の転職サイトとなります。
転職エージェントを利用することは、転職成功への大きな鍵となります。また求人を紹介受けるだけでなく、転職の悩みを聞いてくれます。
使い方によっては、転職の強力なパートナーになってくれるでしょう。