このような悩みに答えます。
この記事を書いた人
1社目:メーカー / 営業経験(年収250万)
2社目:転職エージェント / コンサルタント(年収1,000万)
3社目:外資系スタートアップ / 人事(年収1,200万)
10年間の転職エージェント + 人事経験あり。全ての記事は、私の経験をもとに書いています。
私は転職エージェントで、10年間合計1万人以上を担当し、2,000名以上を転職成功に導いてきました。
求人倍率の推移
まずは、求人倍率をみてみましょう(2020年6月時点)。
コロナ をさかえに、落ちてきていることがわかります。こういう状況のときには、転職活動を中止したほうがよいのでしょうか?
求人と候補者の構造
なぜコロナのような状況でも転職活動した方がよいと考えるか説明する前に、企業(求人)と候補者(求職者)の関係性から、振り返りましょう。
上記で説明した「求人倍率」というのは、求人数を求職者数で割って算出します。
令和2年5月の状況をみると、候補者数は前月とほぼ変わらないのに対して、求人数が減っています。そのため、「求人倍率が低い」という状態になっています。
求人数が減少する要因は、今回のコロナのような環境変化や、年度末での採用充足や採用終了、社内での人事異動など、さまざまな原因があります。
求人が少なければ、転職活動は難しいのか?
単純計算をすると、求人数が少なく候補者の数が変わらないとすると、通過率は下がります。
ただ転職エージェントや人事の経験から考えると、企業の採用(求人がいつ出現するか)というのは、一概にマクロでは判断できません。
コロナの状況で、全体の景気が下がっていても、採用したい企業(儲かっている企業)は存在するのです。そのときでないと出会えない求人もあります。そういったことから、一概に景気(求人数)のみで判断することは良い判断とは思えません。
景気が悪い・この先がどうなるかわからないというのは、あなたが転職できないということではありません。悲観的に捉える必要はないのです。
実際に、私の会社でもコロナの状況でも、複数名の採用を行いました。現在、リモートワークで転職活動の時間を比較的避けやすい方が多いと思います。こんなときこそ、転職活動のチャンスです。そして、転職活動は自分自身と向き合うことができる時間です。
実際に転職活動を行って、もし見つからなければ転職活動を停止すればよいことです。タイミングを味方につけられるのは、あなたの判断だけです。