「書類選考結果で、”転職回数”が理由でお見送りになる」
「転職回数が多いと言われるのは、何社からか気になる」
など、転職活動で不利になることは避けたいもの。
自分自身の経験で少しでも思い当たるかもしれない、という方向けに解説いたします。
この記事を書いた人
1社目:メーカー / 営業経験(年収250万)
2社目:転職エージェント / コンサルタント(年収1,000万)
3社目:外資系スタートアップ / 人事(年収1,200万)
10年間の転職エージェント + 人事経験あり。全ての記事は、私の経験をもとに書いています。
私は転職エージェントで、10年間合計1万人以上を担当し、2,000名以上を転職成功に導いてきました。
現在は、転職が当たり前になっている時代で、一度も転職したことがないという人の方が珍しいかもしれません。
私の転職エージェントと、人事経験から、転職回数が多いことは不利かというと、正直なところ不利になることが実情です。
転職回数が選考に不利な社数は、どのくらいか?
個人的な経験から、転職回数が多いとされる数は以下となります。
転職回数が多いとされる数
20代 | 4回以上 |
30代 | 6回以上 |
40代 | 7回以上 |
また転職回数だけでなく、1社ごとの経験年数もみられることが多いです。
半年未満で、退職している経験があった場合には、企業が気になるポイントになるでしょう。
例えば、20代4社経験の方。
- 1社目:2年経験
- 2社目:2年経験
- 3社目:2年経験
- 4社目:1ヶ月経験
この方の場合には、1-3社目は2年間働けて、4社目は1ヶ月経験。忍耐力はありそう、4社目はブラック企業など、何か特殊なことがあったのかな?と捉えられるでしょう。1-3社は2年間、働きつづけているので、懸念点をもたれることは少ないでしょう。
- 1社目:1ヶ月経験
- 2社目:3ヶ月経験
- 3社目:8ヶ月経験
- 4社目:9ヶ月経験
一方で、同じ20代4社経験の方であって、それぞれの経験年数が「1年未満」という場合には、多くの懸念をもたれる可能性が高いかもしれません。
転職回数が多い人のイメージ
企業が想像する転職回数が多い人のイメージは、下記です。
「入社しても、すぐに辞めてしまうのではないか」
「そもそも募集している業務経験が短い」
「飽きっぽいのかな」
「感情的に判断してしまうのかな」
誰しも転職する時には、環境を変えたい・新しいことにチャレンジしたい・キャリアップしたいなど前向きな理由も持っているはずです。
ただ1社ごとの経験が短すぎると、チャレンジ精神旺盛だという長所をみてもらえず、短所としてうつってしまうのも現状です。
【履歴書・職務経歴書】転職回数が多い人でも合格する方法
まずは、面接に進む前に、履歴書・職務経歴書を工夫する必要があります。転職回数が多い場合には、職務経歴書に、必ず「転職理由」を追加しましょう。
相手が納得する理由を記載する必要があります。転職は、ポジティブな場合もあれば、誰しもネガティブな部分もあります。
転職理由は、個人によって全く異なるため一概にテンプレ化はできませんが、転職エージェントがあなたの転職理由をポジティブに変換して、納得感が高い理由を一緒に考えてくれるでしょう。
【面接】転職回数が多い人でも合格する方法
書類選考が通過して面接に進んだ場合には、必ず合格する!とう意気込みをもって臨みましょう。
転職理由は必ず聞かれると思ってください。
転職エージェントからアドバイスをもらった内容を頭に叩き込み、スムーズに回答できるように練習しましょう。
・前向きな転職であるということ
・前職を辞めた理由(離職の場合)もしくは、現職から転職を考えている理由が、一貫性があり、応募企業の志望理由と合致しているということ
をポイントに整理しましょう。