この記事で解決できるお悩み
- 履歴書に記載をして評価されるTOEICスコアは、何点?
- 企業によって評価されるTOEICは違う?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
この記事を書いた人
1社目:メーカー / 営業経験(年収250万)
2社目:転職エージェント / コンサルタント(年収1,000万)
3社目:外資系スタートアップ / 人事(年収1,200万)
10年間の転職エージェント + 人事経験あり。全ての記事は、私の経験をもとに書いています。
私は転職エージェントで、10年間合計1万人以上を担当し、2,000名以上を転職成功に導いてきました。
転職の際に有利な資格として「TOEIC」があります。何点からであれば記載すると有利になるのでしょう。あまりに低い点数だと逆効果です。
そんなTOEICについての詳細を解説します。
履歴書で評価されるTOEICスコアは?
履歴書で評価されるTOEICスコアは、企業により異なります。ただ今まで数十万以上の求人票を職業柄みてきましたが、「600点」が最低記載基準になるでしょう。
600点以下の場合には、記載しても評価されないケースがほとんどです。
大手企業
大企業での国際・海外取引部門で800点以上求められている求人がほとんどです。800点以上を一つの基準として目指しましょう。
中小企業
中小企業での国際・海外取引部門では、600点以上が一つのレベルになります。
外資系企業
外資系企業では、「本当に話せるかどうか」がポイントになるためTOIECの点数よりも、「海外在住経験」「海外大学卒業」「帰国子女」という経験の方が試されます。面接では、必ず英語面接が行われるでしょう。
800点以上は、なかなか簡単にとれる点数ではありません。TOEICに特化した勉強を行う必要があります。
>> TOEIC公式サイト
2018年6月から2019年5月に実施されたTOEIC公開テストの平均点は584点です。
TOEICの有効期限は?
TOEICに有効期限はありません。2年間ということを聞いたことがありますが、それは間違いです。認定証の再発行は試験日から2年間以内のものに限りますが、TOEIC自体に有効期限はありません。
内定時に企業から認定証を求められる可能性があるため、嘘の情報を記載しないようにしましょう。また認定証は必ず保管しておきましょう。
TOEICが高い人は英語が話せるの?
TOEICが高い人は英語が話せるとは限らないでしょう。TOEICは、ReadingとListeningのテストのため、Speakingは含まれていません。そのため、外資系などで本当に英語を話せる人材を求めている場合には、TOEICの点数はあてにしてません。
実際、海外に住んでいる私ですが、海外ではTOEICという資格は全く知られていません。世界共通の資格として知られているのは、下記です。
・TOEFL(主にアメリカ):https://www.toeflgoanywhere.org/
・IELTS(主にヨーロッパ・カナダ・オーストラリア):https://www.ielts.org/en-us
TOEFL・IELTSは、Reading / Listening / Speaking / Writingの科目それぞれの点数が重要になるため、TOEICで高得点を取っている方でも、TOEFL・IELTSで高得点を取るのは難しいかもしれません。
尚、海外の大学・大学院に進む場合にもTOEFL・IELTSが必要となります。