この記事で解決できるお悩み
- ブランク期間に何もしていなかった。面接でどう説明したらよいでしょうか?
- ブランク期間は、実際マイナスになりますか?
- 転職活動がうまくいかず、半年以上過ぎてしまったという方。
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
この記事を書いた人
1社目:メーカー / 営業経験(年収250万)
2社目:転職エージェント / コンサルタント(年収1,000万)
3社目:外資系スタートアップ / 人事(年収1,200万)
10年間の転職エージェント + 人事経験あり。全ての記事は、私の経験をもとに書いています。
私は転職エージェントで、10年間合計1万人以上を担当し、2,000名以上を転職成功に導いてきました。
転職エージェント時代、ブランク期間が長い人は書類選考時点で、必ず企業から確認がはいっていました。
それほど、企業はブランク期間に対してセンシティブです。順を追って解説します。
なぜ企業はブランク期間を気にするのか?
多くの企業は、ブランク期間が半年以上になると懸念します。半年以内は気にしなくていいでしょう。
企業はブランク期間を気にする理由は下記です。
ただ時代の変化とともに、人事も応募者のブランク期間を大きな問題にしていないように見受けられます。しかし面接では、90%以上は必ず聞かれると思い、事前に準備して臨みましょう。
ブランク期間の理由リスト
本当に何もしていなかった場合には、理由すら作ることができません。そういう場合のための、言い訳リストです。下記理由は、企業が納得しやすい理由でしょう。
“いい訳リスト”
- 海外留学に行って語学学習
- 家族の介護
- フリーランスとして活動
最も重要なことは、ブランクがあるからといって自信をなくさないことです。堂々と話すことが重要です。
そして、ブランク期間の活動だけでなく、その際に得たスキル・経験を伝えることです。ブランク期間は、あなたにとって有益だったということを、堂々と伝えましょう。
「離職期間は何をしていましたか?」に対する回答例
前述したとおり、ブランク期間に対する企業の懸念は下記です。
- ただ単に怠惰
- 転職活動でどこにも採用されていない人材という評価
- 復帰した際に、社会復帰に時間がかかる懸念
その懸念を払拭するための理由を考えましょう。面接までに自分の中に刷り込んでください。
回答1 - 本当にやりたいことバージョン
転職活動当初は、とにかく「内定」を獲得するため、やみくもに企業を応募していました。
そしていくつかの企業から、内定をもらいました。ただ、内定時に自分が希望しない会社・仕事だと改めて考え、辞退しました。
その経験をもとに、それ以降は本当に希望する会社だけを応募しようと決意しました。長い将来を考えると、たとえ時間が掛かっても自分のやりたい仕事ができる会社を見つけたいと考えた次第です。
回答2 - アルバイトバージョン
転職活動と並行して生活のためにいくつかアルバイトをしていました。人と接する感覚を失わないようにするために、と考えた次第です。
ただ転職活動が主になりますので、面接のために融通がきくようなアルバイトを選択していました。
回答3 - 介護バージョン
父親(母親)の体調が悪く、できるだけ寄り添っていたいと考えました。正直なところ、ブランク期間は次の転職のためのマイナスになることは知っていました。
ただ祖父母を亡くした際に、もっと一緒にいればよかったと心から思ったため、そういった後悔は2度としたくないため、自分の家族を第一に判断しました。
ただ絶えず、求人をみることや、転職エージェントと話すことは欠かしませんでした。
回答4 - 留学バージョン
人生一度でも、広い世界をみたいと思っていました。海外にいき、価値観が異なった人・その国の文化に触れることによって、人間としての幅が広がると感じました。
実際、英語は流暢ではありませんが、カタコトでもコミュニケーションを取ろうと努力し、実際会話することにより、私と全く違った考えに触れることができました。最初は、「全然違う」と思い抵抗がありましたが、「違うこと」を認め合うことで、人間としての幅が広がったと自負しています。
私は、1年・2年のブランク期間で個人を評価する企業が正直理解できないところがあります。人には十分な休みが必要なこともあります。
転職がもっと当たり前になり、転職回数・ブランクなどのことで評価されない日本の社会に変わることを祈ります。