この記事で解決できるお悩み
- 有給消化中に、新しい会社から働いて欲しいと言われた。
- 有給消化中に働くリスクを知りたい。
- 有給消化中に働く場合、会社には伝えた方がいいの?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
この記事を書いた人
1社目:メーカー / 営業経験(年収250万)
2社目:転職エージェント / コンサルタント(年収1,000万)
3社目:外資系スタートアップ / 人事(年収1,200万)
10年間の転職エージェント + 人事経験あり。全ての記事は、私の経験をもとに書いています。
私は転職エージェントで、10年間合計1万人以上を担当し、2,000名以上を転職成功に導いてきました。
それでは順をおって、「有給消化中に働くことはできるの?」についてから、解説をしていきます。
有給消化中に働くことはできるの?
有給消化中に、新しい会社からすぐに働いて欲しいなど要望を受けることがあるかもしれません。
働けるかどうかは、「ケースによります」。下記の内容を追って確認しましょう。
「二重就労」とは、1つの企業に雇用された状態で他の職場で働いたり副業をしたりすることです。またアルバイトやパートなども該当します。もし就業規則に違反をした場合、懲戒免職や減給などになる可能性があるため、十分注意しましょう。
現職及び、転職先で「二重就労」を禁止していない場合には、勤務することが可能です。
「二重就労」はあくまでも「就業規則」のため、法律上の規制や処罰は一切ありません。ただし注意すべきは、労働基準法第92条の通り、会社は就業規則により社内ルールを定めることが認められています。
就業規則において「二重就労」などが禁じられている場合は、そこに所属する労働者は当然ルールに従わなければなりません。
雇用保険を確認しましょう
「二重就労」がクリアになったあとは、「雇用保険」の状態を整理する必要があります。
もし有給消化中に転職先で働き始る場合には、現職の「雇用保険の資格喪失手続き」を行い、新しい会社の雇用保険に切り替える必要があります。万が一、雇用保険に加入していない状態のままトラブルが発生したとしても、当然その保証を受けることはできなくなります。必ず人事に連絡をし、移行手続きを行ましょう。
転職先で働く際は、必ず前職側で雇用保険の資格喪失手続きを行いしましょう。現職側で資格喪失手続きをしてもらうことによって転職先の雇用保険に加入することが可能になります。また健康保険、厚生年金、労災保険などは二重加入しても問題ありません。
雇用保険によるメリット
- 失業給付金
- 教育訓練給付金
- 高年齢雇用継続給付
- 育児休業給付金
- 介護休業給付金
有給消化中に働く場合には、これらのリスクをしっかり理解したうえで、勤務しましょう。