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キャリアの棚卸し

転職時に役立つ英語資格【TOEIC, IELTS, TOEFL】

皆さんが一歩前進して新たなキャリアへと進出を考えている時、英語能力はしばしば重要な要素となります。国際的なビジネス環境で活動するには、資格が証明するような一定レベルの英語力が必須でしょう。この記事では、そんな転職時に役立つ主要な英語資格として、TOEIC、IELTS、TOEFLについて深く掘り下げます。これらのテストはあなたの英語力を正確に評価し、さらにはグローバルな舞台での競争力を向上させることができます。

この記事を書いた人

1社目:メーカー / 営業経験(年収250万)
2社目:転職エージェント / コンサルタント(年収1,000万)
3社目:外資系スタートアップ / 人事(年収1,200万)

10年間の転職エージェント + 人事経験あり。全ての記事は、私の経験をもとに書いています。

私は転職エージェントで、10年間合計1万人以上を担当し、2,000名以上を転職成功に導いてきました。

 

英語資格が転職にどのように役立つか

私は、アメリカへの移住を考えるようになった際、TOEFLを勉強しました。TOEFLはアカデミックな英語力を測る試験であり、留学や海外での仕事において大変重要です。私は、TOEFLの高いスコアを取得することで、アメリカのビザ申請や外資系企業への転職に有利に働くことを実感しました。

現在の職場でも、TOEFLの高いスコアを持つ候補者は学術的なバックグラウンドがあり、ビジネス英語だけでなく、専門的な英語力も持っていると判断され、採用プロセスで好印象を与えることが多いです。

TOEFLの高いスコアを持つことで、国内外の企業や業界での転職機会が広がり、さらに高いポジションや高い給与を得ることが可能になります。また、英語力が要求される職種では、TOEFLの高いスコアがあることで自信を持って仕事に取り組むことができます。このような経験から、TOEFLは転職において非常に役立つと感じています。

 

資格を取得することのメリット

資格を取得することのメリットは、下記です。

  1. スキルの証明: 資格は、あなたがその分野で一定レベルの知識やスキルを持っていることを証明します。これにより、雇用者や取引先に対して信頼性を高めることができます。
  2. 転職・昇進のチャンス向上: 資格を持っていることで、他の候補者よりも優れたスキルや専門知識を持っているとアピールでき、転職や昇進のチャンスが向上します。
  3. 給与アップ: 資格を持つことで、専門性が高いと認められ、より高い給与を交渉できる可能性があります。また、一部の企業では資格手当が支給されることもあります。
  4. 自己成長: 資格取得の過程で、新たな知識やスキルを習得することで、自己成長を実感できます。これは、自分自身の市場価値を高めるだけでなく、自信を持って仕事に取り組むことができるようになります。
  5. ネットワーキング: 資格を持つことで、同じ分野で働く人たちとのつながりができ、情報交換やビジネスチャンスを広げることができます。
  6. 業界の最新トレンド把握: 資格取得のための勉強や継続教育を通じて、業界の最新動向や技術をキャッチアップすることができます。
  7. 自己実現: 資格取得は、自分自身の目標達成につながり、達成感や自己実現を感じることができます。

TOEIC(Test of English for International Communication)

TOEIC(Test of English for International Communication)は、ビジネスシーンにおける英語コミュニケーション能力を測る国際的な試験です。アメリカの教育試験サービス(ETS)が1979年に開発し、現在では世界150か国以上で実施されており、年間500万人以上が受験しています。ビジネス英語を中心に、リスニングとリーディングの2つのセクションで構成されており、それぞれ495点満点、合計で990点満点となります。

TOEIC試験は、英語を母国語としない人々を対象としており、国際的な職場環境でのコミュニケーション能力を評価することを目的としています。そのため、TOEICスコアは企業や組織において、従業員の英語力を測る際の基準として広く認知されています。また、ビジネス英語の習得を目指す学生や社会人にも、英語力向上の目標設定や学習の進捗評価に役立てられています。

試験の内容は、リスニングセクションでは、英語での短い会話や報告文の理解力が選択肢形式で試されます。一方、リーディングセクションでは、ビジネス文書や広告、記事など様々な文章の理解力が試されます。いずれも、実際のビジネスシーンで遭遇する可能性のある内容が盛り込まれており、試験を通じて現実の職場で求められる英語力を測定することが可能です。

高いTOEICスコアを持っていることは、転職活動や昇進評価において有利に働くことが期待できます。外資系企業や英語を使用する職種では特に、TOEICスコアが重要視される傾向があります。さらに、企業内研修や社員教育の一環として、TOEIC対策を行う企業も多く存在しています。

TOEIC試験の対策方法としては、リスニング力を鍛えるために英語のニュースやポッドキャストを聞く習慣をつけることが効果的です。また、リーディング力を向上させるためには、ビジネス英語を中心にした記事や書籍を積極的に読むことが重要です。さらに、英語の文法や語彙に対する理解を深めることで、総合的な英語力が向上し、試験の成績もアップすることが期待できます。

TOEIC対策の際には、過去問や模擬試験を利用することも有効です。試験の形式や出題傾向に慣れることで、本番の試験でも冷静に取り組むことができます。また、時間配分や集中力の維持にも努めることが重要です。

効果的なTOEIC対策を行い、高いスコアを獲得することで、英語力をアピールし、転職や昇進のチャンスを広げることができます。さらに、ビジネス英語力の向上は、国際的なコミュニケーションを円滑に行うだけでなく、自身のキャリアや人間関係にもプラスの影響を与えることが期待できます。TOEICを上手に活用し、自分の英語力を向上させていくことが大切です。

TOEICにはいくつかのデメリットも存在します。まず、TOEICはリスニングとリーディングの試験であるため、スピーキングやライティングの能力は測定されません。これにより、総合的な英語力を評価する上で不十分な面があります。特に、英語を使って実際にコミュニケーションする際には、スピーキングやライティングの能力が重要ですが、これらが評価されないため、TOEICスコアだけでは実際のコミュニケーション能力を正確に反映できないことがあります。

また、TOEICはビジネス英語に重点を置いているため、アカデミックな英語や日常会話での英語力が十分に評価されないこともデメリットとして挙げられます。これにより、学術的な環境や異文化交流の場での英語力を正確に判断することが難しくなります。

さらに、TOEIC試験の出題形式がある程度固定されていることから、試験対策に特化した学習が行われることがあります。これは、実際の英語使用状況とは異なる状況での英語力を測定しているという問題を生むことがあります。試験の対策法を身につけることで高いスコアを獲得できる場合でも、実際の英語力がそれに見合っていないことがあるため、注意が必要です。

 

IELTS(International English Language Testing System)

IELTS(International English Language Testing System)は、英語圏の国々で広く認められている英語能力試験です。主に英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどが運営に関与しており、英語を母国語としない人々を対象に、アカデミックな場や職場での英語コミュニケーション能力を測ることを目的としています。IELTSは、多くの大学や企業、政府機関、専門機関などで認定されており、留学や就職、ビザ申請などの際に英語力を証明するために利用されます。

IELTSには2つのタイプが存在します。一つは、アカデミックモジュール(IELTS Academic)で、主に大学進学や専門職への就職を目指す人々を対象としています。もう一つは、一般訓練モジュール(IELTS General Training)で、主に移住や一般的な職業訓練を目指す人々を対象としています。どちらの試験も、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのセクションで構成されており、それぞれ9点満点で評価されます。最終的なスコアは、各セクションの平均点で算出され、全体としても9点満点となります。

リスニングセクションでは、英語での短い会話や報告文の理解力が試されます。リーディングセクションでは、アカデミックモジュールでは学術的な文章、一般訓練モジュールでは一般的な社会生活に関連する文章が出題され、読解力が試されます。ライティングセクションでは、2つの課題に対してエッセイやレポートを書くことが求められ、英語での文章表現力が評価されます。スピーキングセクションでは、実際の面接形式で行われ、英語での会話力が試されます。

IELTSは、総合的な英語力を測定する試験として広く認知されており、特に留学や海外での就職活動において重要な指標となります。高いIELTSスコアを獲得することで、英語力を証明し、国際的な環境で活躍するチャンスが広がります。留学や海外での就職を希望する方々にとって、IELTSは大変重要な試験となっています。

しかしながら、IELTSにもいくつかのデメリットがあります。まず、試験の実施回数が限られており、受験のタイミングを逃すと次のチャンスまで待たなければならないことが挙げられます。また、試験料が高額であることもデメリットの一つです。再受験が必要になった場合、経済的な負担が大きくなることがあります。

さらに、IELTSは試験内容が比較的難易度が高いとされており、短期間での対策が難しいと感じる受験者もいます。特に、アカデミックモジュールでは高度な英語力が求められるため、十分な準備期間が必要となることがあります。

また、IELTSのスコアは2年間の有効期限があります。これは、英語力が継続的に向上していることを証明するためには、定期的に再受験が必要となることを意味します。このため、時間と費用がかかることがデメリットとなります。

最後に、IELTSは主に英国英語に焦点を当てているため、アメリカ英語を学んできた受験者には若干の違和感があることもデメリットとして考えられます。

個人的な意見ですが、英国、オーストラリア、カナダへの留学を目指す方、英国、オーストラリア、カナダの企業で働く予定の方は、IELTSに特化した勉強を行うとよいでしょう。

 

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、アメリカをはじめとする英語圏で広く認知されている英語能力試験です。英語を母国語としない人々を対象に、アカデミックな環境での英語コミュニケーション能力を測ることを目的としています。多くの大学、企業、政府機関、専門機関などがTOEFLを認定しており、留学や就職、ビザ申請などの際に英語力を証明するために利用されます。

TOEFL iBT(Internet-based Test)は、現在主に行われている形式で、4つのセクションで構成されています。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングのセクションがあり、それぞれ0~30点の範囲で評価され、合計で0~120点のスコアが算出されます。

リスニングセクションでは、短い会話や報告文、講義などの英語での理解力が試されます。リーディングセクションでは、学術的な文章が出題され、読解力が試されます。ライティングセクションでは、2つの課題に対してエッセイやレポートを書くことが求められ、英語での文章表現力が評価されます。スピーキングセクションでは、実際の面接形式で行われ、英語での会話力が試されます。

TOEFLは、アメリカ英語を中心に総合的な英語力を測定する試験として広く認知されており、特に留学や海外での就職活動において重要な指標となります。高いTOEFLスコアを獲得することで、英語力を証明し、アカデミックな環境や国際的な職場で活躍するチャンスが広がります。TOEFL対策は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのスキルをバランス良く向上させることが求められ、効果的な対策法や適切なリソースを利用することで、高いスコアを目指すことが可能です。

TOEFLにはいくつかのデメリットが存在します。まず、試験料が高額であることが挙げられます。受験者には経済的な負担がかかり、再受験が必要になった場合、さらにコストがかさみます。次に、試験の実施回数が限られているため、受験のタイミングを逃すと次のチャンスまで待たなければならないことがあります。

また、TOEFLはアカデミックな環境を想定した試験であるため、ビジネス英語や日常英会話に特化した対策が必要です。これは、特にスピーキングやライティングのセクションで、実践的な英語力が求められるため、短期間での対策が難しいと感じる受験者もいます。

さらに、TOEFLのスコアは2年間の有効期限があります。このため、英語力が継続的に向上していることを証明するためには、定期的に再受験が必要となり、時間と費用がかかります。

最後に、TOEFLは主にアメリカ英語を対象としているため、イギリス英語やオーストラリア英語を学んできた受験者には若干の違和感があることもデメリットとして考えられます。

 

資格取得を成功させるための勉強法

資格試験に対応した教材の選び方は、試験の種類や個人の学習スタイルによって異なりますが、以下にいくつかの一般的で効果的な教材を紹介します。実は私は、下記3つ全て受験したことがあります。それぞれおすすめの教材をご紹介します。

  1. TOEIC:
    • 公式教材: TOEIC公式問題集やETS出版の模試教材
    • 問題集: 新TOEIC TEST完全攻略、新TOEIC TEST対策問題集など
    • リスニング練習: NHKラジオ「実践ビジネス英語」、ポッドキャスト
    • 単語帳: 金のフレーズ TOEIC TEST、ターゲット1900、新TOEICテスト英単語スピードマスター
    • アプリ: TOEIC単語王、単語マスター TOEIC、AnkiDroid Flashcards
  2. IELTS:
    • 公式教材: Cambridge IELTSシリーズ
    • 問題集: Target Band 7、IELTS Trainerなど
    • スピーキング練習: italki、Preply、Camblyなどでネイティブ講師とのレッスン
    • オンライン講座: British CouncilのIELTS対策コース、IELTS Advantage、Magoosh IELTS
    • 単語帳: IELTSボキャビルマスター、Check Your English Vocabulary for IELTS、Cambridge Vocabulary for IELTS
    • アプリ: IELTS Vocabulary Booster、IELTS Word Power、Quizlet
  3. TOEFL:
    • 公式教材: The Official Guide to the TOEFL Test、ETSの模試教材
    • 問題集: Cracking the TOEFL iBT、Kaplan's TOEFL iBT Prep Plus
    • リーディング練習: 英語の新聞や雑誌、英語の学術論文
    • オンライン講座: CourseraのTOEFL対策コース、Magoosh TOEFL、TestDen
    • 単語帳: Essential Words for the TOEFL、400 Must-Have Words for the TOEFL、Barron's TOEFL iBT Superpack
    • アプリ: TOEFL Vocabulary Flashcards、Magoosh TOEFL Flashcards、Memrise

各試験に対応した教材を使って効果的な学習を行い、自分の英語力を向上させることが重要です。また、英語学習全般において、英語のニュースアプリやYouTubeチャンネル、英語のポッドキャストなど、様々なリソースを活用して日常的に英語に触れることで、より効果的な学習が可能になります。

 

 

私の経験

私は英語の勉強にかなりの時間を費やしました。平日は毎日3時間、週末は5時間ほど勉強していました。その結果、英語力が向上し、転職活動においても有利に働くことができました。

TOEICはリスニングとリーディングの試験であり、「外資で働く」という目的には完全には適していません。しかし、実際に外資系企業で働く際には、面接がすべて英語で行われるため、実践的な英語力が重要になります。この点で、TOEFLの高いスコアを持つ方は、ビジネス英語でもなんとかやっていける印象を受けます。

私の経験上、仕事で英語で意思疎通がスムーズにできる日本人の方は、だいたいTOEFL/IELTSの点数が高いことが多いです。TOEFL/IELTSは、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つのセクションから構成されており、より実践的な英語力を測定できるためです。

このことから、TOEFL/IELTSの高いスコアを持つことは、外資系企業での転職や働く上で大変有益です。また、TOEFL/IELTSの高いスコアは、国内外の企業や業界での転職機会が広がり、さらに高いポジションや高い給与を得ることが可能になります。英語力が要求される職種では、TOEFL/IELTSの高いスコアがあることで自信を持って仕事に取り組むことができます。

 

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